2007年10月11日木曜日

国家公務員

 現在、我が国の債務残高は834兆円あるとされているが、菊池英博氏(日本金融財政研究所長)によると、
2006年末の国の債務のうち、外貨準備が 100兆円、財政投融資 170兆円、社会保障基金 260兆円。これらはどれも裏側に資産のあるものだ。つまり、合計して 530兆円もの金融資産を持っているという。
 これを受けて、森永卓郎氏(経済学者)は、
それを差し引けば、純粋な債務は 302兆円(米国債の金利分が引かれている)。これは GDPの6割にすぎず、西欧諸国と比べて高いわけではない。こうしたことを考え合わせると、やはり財政危機は脱したと考えるのが適当だろう。財務省がこの事実を隠し、「債務残高は834兆円」としているのは、消費税を10%に上げたいが為。
 これが事実だとすれば、なんと財務省(の職員)は優秀でシタタカなのでしょう。債務の 302兆円について誰も責任を取るわけでもなく、情報開示も意のままで、世のエリートとして君臨している訳なので。彼らが仕える国家とは何なのでしょう?  米国では政権の交代とともに、高級官僚も交代するとのこと。日本では人事権は別の流れになっています。このことが公務員の天下りや官製談合の問題の温床になってはいまいか?

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